おはようございます。
台風8号の接近だけでなく、早くも9号までもが発生し、今後の夏のイベントの開催が危ぶまれていますが、被害がないことを祈るばかりです。
お祭りに花火大会、海水浴にプール、スポーツ大会、帰省、お墓参り、夏フェスなど、夏は楽しいイベントがたくさんありますよね。
では、ここで、『楽しいイベントがたくさんある』 を、ことわざを使って、言い換えてみましょう。
というわけで、『今日のことわざ』は・・・
今日のことわざ 目白押し
そうです。『今日のことわざ』は・・・

夏は楽しいイベントで目白押しですよね♪
目白押し(めじろおし)
意味 ・・・ 物事が集中していたり、大勢の人が混み合い、隙間なく並ぶ様子のこと。
解説
小鳥のメジロが木にとまる時、たくさん並び、体を押し合う習性があるところから、生まれた表現です。
メジロとは・・・
メジロとは、約12㎝程度の小鳥で、 目の周りの白い輪が特徴的で、名前の由来にもなっています。

かわいらしい小鳥ですね。

目の周りが白いのであって、白目ではありません。
少し前に流行った『ヤマンバメイク』と思ってもらえれば・・・
また、メジロは、英語名もそのまんまで、『white-eye』(ホワイト・アイ)と呼ばれています。
そんなメジロですが、 お互いに押し合うように、ぴったりと枝に並ぶ習性があります。

このことから、込み合っていることや物事が多くあることを意味する慣用句として「目白押し」という表現が生まれたというわけですね。
類義語や対義語は
類義語
イモを洗うよう(いもをあらうよう) ・・・ 大勢の人で非常に混み合っている様子。
立錐の余地もない(りっすいのよちもない) ・・・ 人や物がぎっしりと詰まり、少しの隙間もないこと。
対義語
猫の子一匹いない(ねこのこいっぴいきいない) ・・・ 誰もいない様子。
門前雀羅を張る(もんぜんじゃくらをはる) ・・・ ひっそりとさびれている様子。
このような例が挙げられますね。
例文 こんな時に使おう
例文 夏休みは楽しみなイベントで目白押しだ。
例文 通勤ラッシュ時の電車には、大きな大人が車内で目白押しになっている。
例文 お盆前には、新作のおもしろそうな映画の公開が目白押しだ。
ここで問題です。考えてみてください。
問 鳥の名前が使われたことわざを、5つ答えなさい。
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解答例
雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず) ・・・ 若い時に身に付いた習性は、生涯直らないということ。
鶴の一声(つるのひとこえ) ・・・ 他の意見を抑えつけるような、有力者や権力者の一言。
能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす) ・・・ 本当に実力のある者は、むやみに人前で力を自慢したりしないというたとえ。
雉も鳴かずば打たれまい(きじもなかずばうたれまい) ・・・ 余計なことを言わなければ、災いを招くことはないということ。
愛屋上の烏に及ぶ(あいおくじょうのからすにおよぶ) ・・・ 愛する人が関わるものすべてが好きになるということのたとえ。愛する人の家の屋根にとまる烏まで好きになることから。
このように、鳥は多くのことわざに使われています。
愛くるしい姿から、ペットとして愛されたり、狩猟の際には人のパートナーとなったり、自然の摂理においての害虫駆除として役立ったり、はるか昔から人間と深い関係があったことがわかりますよね。
また、毎年私たちに季節を知らせてくれ、草木や花をより美しく演出してくれますよね。
まだまた鳥が使われることわざはたくさんあります。
今後もどんどん更新してきますね。
では、また明日。
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