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今日のことわざ『思い立ったが吉日』の意味、由来、類義語、対義語、使い方、英語表現などをエピソード付きで徹底解説!

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新年を迎えるにあたっての心構えから、ことわざを学ぼう!

まずは、明けましておめでとうございます。

新型コロナウィルスの第六波が懸念されるなか迎えた2022年ですが、決意も新たに一年のスタートを切ろうじゃありませんか。

『一年の計は元旦にあり』ということわざもありますし、今年の目標を立てて、実りある年にしたいものですね。

目標を定めたなら・・・

思い立ったが吉日!

早速取り掛かってみましょう。

というわけで今日のことわざは・・・

今日のことわざ『思い立ったが吉日』

今日のことわざ
 

思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)

意味 ・・・ 何かをしようと決意したら、そう思った日を吉日としてすぐに取りかかるのが良いということ。

『思い立ったが吉日』の意味、由来

まず、『吉日』とは、立春や立夏、夏至や冬至などの二十四節気と、干支の循環によって暦の上で決まる、縁起が良いとされる日』のことで、何かを行ったり、始めたりするのに最適な日と言われています。

有名なものでは天赦日(てんしゃにち)や一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)などがあり、現代でも入籍日や結婚式などのめでたい行事は、吉日を選んで行うことが多くあります。

二十四節気 ・・・ 1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。

干支 ・・・ 暦や時刻(年、月、時、日、時)や方角を分割して、動物を当てはめて表現したもの。2022年は寅年のように、干支と言えば12分割して年単位で区切るものが最も馴染みがあると思いますが、日、時間や方位などでも用いられます。

また、一粒万倍日一粒が万倍に膨れ上がる」との由来を持つ吉日のため、小さな元手で一攫千金を手にすることができる宝くじを購入する日に選ぶ方が多く、売り場には長蛇の列ができます。

このことから、『思い立ったら吉日』とは、

何かをしよう、始めようと思い立ったならば、その日、その時を『吉日(何かを行ったり、始めたりするのに最適な日)』として、すぐに取り掛かるのが良いということ。

という意味になります。

また、『吉日』の基となる『易学』や『陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)』は飛鳥時代に、

より馴染み深い六曜(「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つから成る、その日の吉凶を占う指標)は鎌倉時代に伝わったとされていますので、古くから使われていた表現だと考えられます。

記録としては、謡曲(能の脚本)『唐船(一六世紀中期)』に、

「思い立つ日を吉日」

と見られます。

『思い立ったが吉日』の類義語、対義語

類義語
 

旨い物は宵に食え(うまいものはよいにくえ)

意味 ・・・  美味しい物も一晩たつと味が落ちてしまうので、夜のうちに食べてしまったほうがいいということから、良いことはためらわずに早くやるのが得策であるということ。

善は急げ(ぜんはいそげ)

意味 ・・・ 良いと思ったことは、ためらわずただちに実行するべきだということ。

※また、近い表現では、『鉄は熱いうちに打て』『好機逸すべからず』などもあります。

近年使われるようになったものでは、『明日やろうはバカ野郎』という表現も挙げられます。

対義語
 

物には時節(ものにはじせつ)

意味 ・・・ 何事にも、それをするのに適した時機というものがあり、それを外して行っても上手くはいかないということ。

こんな場面で使おう!『思い立ったが吉日』を使った例文

例文
 

・何事に対してもフットワークの軽い社長の座右の銘は、『思い立ったが吉日』だ。

・いつも形から入る彼に、思い立ったが吉日ということわざを教えてあげたいものだ。昨年は、フルマラソンを走ると言い出して、シューズやウェアは揃えたものの、大会どころかジョギングの一度もしていないらしい。

思い立ったが吉日という言葉もあるのだから、あれこれ考えず、とりあえず挑戦してみよう。

・私の夫は、一箱千円を超えたらタバコを止めると言っているが、思い立ったら吉日という勢いがなければ、どんなに値上がりしても無理のように思う。

・『ダイエットは明日から』でなく、思い立ったが吉日で、今すぐにも始めよう。

『思い立ったが吉日』を英語で表現すると?

英語ではこれらのように表現できます。

There is no time like the present.

・今より良いタイミングはない。

Never put off till tomorrow what you can do today.

・今日できることは明日に延ばすな。

Procrastination is the thief of time.

・遅延は時間泥棒である。

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まとめ

2022年は、あいにくの大寒波から始まり、行動を起こすのは億劫かもしれませんが、『思い立ったが吉日』とポジティブに考えて、お正月休みの間に少しでも取り掛かってみてはいかがでしょうか?

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