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広島カープの不動の守護神!栗林良吏選手から、ことわざを学ぼう!
突然ですが、私はカープファンです。
2016~18年にリーグ三連覇を果たして以来、低迷が続いていますが、そんななか明るいニュースがないわけではありません。
プロ野球ファンならピンときますよね。
そうです。ルーキーの栗林良吏投手です。2020年に社会人№1右腕としてカープにドラフト1位で入団し、入団早々に自らもクローザーの経験がある佐々岡監督から指名を受け、カープの抑えの切り札となりました。
ファンとしては当然不安もありました。
コンディションの調整能力、連投に耐えうるスタミナ、打者を圧倒する決め球、どんなピンチにも動じない強靭なメンタルなど、クローザーというポジションに求めらえるものは多くあります。
そう心配していたのですがですが、そんなことはとんだ杞憂に終わりましたね。
開幕から22試合連続無失点という快投で、新人投手による開幕からの連続無失点試合数の日本記録を更新し、防御率0.53という抜群の成績でペナントレースを折り返しました。
また、東京オリンピックの日本代表に選出され、侍ジャパンの守護神として全5試合に救援登板し、2勝3セーブと日本の金メダル獲得に大きく貢献しました。
さらには、決勝のアメリカ戦においては、胴上げ投手となるというおまけ付きでした。
その後も調子を崩すことなく、9/11現在、23セーブを記録し、なんと防御率は、驚異の 0.47 という成績を残しています。
また、その成績もさることながら、マウンドでの堂々とした振る舞いは頼もしい限りで、とても一年目のルーキーには見えません。
栗林投手が登場すれば、我々カープファンは、大船に乗って試合を見届けることができるってもんです。
というわけで今日のことわざは・・・
今日のことわざ『大船に乗る』
大船に乗る(おおぶねにのる)
意味 ・・・ 信頼できる基盤を得て、何の心配もなく安心して任せられることのたとえ。
『大船に乗る』の意味、由来
ここでの『大船』とは、そのまま『大きな船』を指します。
小さい船と比較して、大きな船ほど海の上で安定し、転覆などといった事故の危険性も低くなります。
そのため、少々波が立ったり、風が吹いても安心して乗っていられますよね。
ここでの『大船』とは、そのまま『大きな船』を指します。
小さい船と比較して、大きな船ほど海の上で安定し、転覆などといった事故の危険性も低くなります。
そのため、少々波が立ったり、風が吹いても安心して乗っていられますよね。
このことから、『大船に乗る』とは、
信頼できる基盤を得て、何の心配もなく安心して任せられることのたとえ。
という意味になりました。
また、江戸時代前期の俳人、井原西鶴が著した俳諧句集『西鶴大矢数』(1681)に、
「此ことく吹と思はぬ浮世かせ 心かすはって大舟にのる」
とあり、当時には浸透していた表現と思われます。
『大船に乗る』の類義語、対義語
親船に乗る(おやぶねにのる)
意味 ・・・ 安心して、心を落ち着かせていられる状態。
※親船 ・・・ 実際の作業に従事する小舟を従え、必要物資を補給したり漁獲物を受け入れたりする大きな船。母船。
地に足がつかない(ちにあしがつかない)
意味 ・・・ 緊張や興奮のため心が落ち着かないこと。
浮足立つ(うきあしだつ)
意味 ・・・ 恐れや不安で落ち着きを失うこと。
こんな場面で使おう!『大船に乗る』を使った例文
・チームの鉄壁な守備のおかげで、投手陣は大船に乗ったようにピッチングに集中できている。
・依頼した弁護士の先生はとても優秀な人で、大船に乗ったつもりで任せることができた。
・キャプテンの彼がチームを上手くまとめてくれるので、監督の私はいつも大船に乗ったつもりで選手たちを見守ることができる。
・頼りがいのある社員たちがいてくれるので、社長の私は大船に乗って対外的な業務に専念でき、ここ数年で業績は大幅にアップしている。
・長期入院することになった私に、夫は『家のことは大船に乗ったつもりで俺に任せろ』と優しく言ってくれた。
『大船に乗る』を英語で表現すると?
直接的な表現ですが、英語ではこのように表せます。
to gain a reliable foundation and be in a safe condition
・信頼できる基盤を得て、安心する
まとめ
どうせ乗るなら、不安定で危ない小船より、どっしりと安定した大きな船が安心できますよね。
また、誰もが大切な人を危険を伴う小さな船には乗せたくはないでしょう。
だったら、あなた自身がどっしりと安定した大きな船になればいいんです。
そのために、こつこつ実績を積み、固い信頼関係を築けるように努めていきましょう。