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みなさん、こんにちわ。
今日は昨日に引き続き、『校長先生が1学期の終業式のスピーチで使いそうなことわざ、第一位!』を発表します!!!
『校長先生が1学期の終業式のスピーチで使いそうなことわざ、第一位!』
みなさん、暑い中、集まってくれてありがとう!長い夏休みを迎えるにあたって、校長の私から、少しお話をさせてもらいますね。
暑いでしょうから、今日は手短に話しますので、しっかり聞いて下さい。
はい!そこ!!!騒がない!!!(生活指導の先生)
えぇ~、夏休みは約40日間ありますが、長いようであっという間に過ぎてしまうものです。
だらだらと過ごしても40日、何か目標を立てて有意義に過ごしても40日です。
特に、みなさんは若い!
若いうちのひと夏など、あっという間に過ぎ去ってしまいます・・・
というわけで、今日のことわざは・・・・
今日のことわざ『光陰矢の如し』
光陰矢の如し(こういんやのごとし)
意味 ・・・ 月日が経つのは非常に早いということ。
解説
『光』は日、『陰』は月の意味で、光陰とは、月日のことを意味します。
そして、その月日が矢の如し・・・
つまり、月日が過ぎるのは、矢が飛ぶように早いとう表現になります。
また、過ぎ去った時間は、飛んで行った矢が戻ってこないように、二度ともどってはこないということも表している。
時が経つのは非常に早いというだけでなく、二度と戻ることのない時間の大切さをも表す表現です。
類義語 対義語
類義語
歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)
意味 ・・・ 年月は、人の都合に合わせて留まったりすることはなく、どんどん流れていくものだという意味。
月日に関守なし(つきひにせきもりなし)
意味 ・・・ 月日が過ぎて行くのを遮るものがないということから、月日が速く過ぎること。
関守 ・・・ 関所の番人 ということから、関所では、足止めさせる関守がいるが、月日が過ぎるのを遮るようなもの(関守)などいないということから。
対義語
馬齢を重ねる(ばれいをかさねる)
意味 ・・・ いたずらに歳をとること。
ハエに蹄鉄をつける(はえにていてつをつける)ブルガリアのことわざ
意味 ・・・ 無駄に時間を過ごすことのたとえ。
蹄鉄 ・・・ 馬のひづめの底に打ちつけ、ひづめの摩滅を防ぐための、鉄の金具。
毎度のことですが、若干の無理はご容赦ください・・・
こんな場面で使おう! 例文
例文 光陰矢の如し、令和最初の夏休みはあっという間に終わってしまった。
例文 二十歳を過ぎると時間が経つのは早いとよく言われるが、まさに光陰矢の如し、気づいたら40代になってしまっていた・・・
例文 楽しいばかりの学生時代など、光陰矢の如しですぐに終わってしまうから、遊んでばかりはいられないと、いつも両親に脅されている。
例文 光陰矢の如しと言うから、一日一日を大切に生きよう。
英語での表現は・・・
Time flies.
時は飛び去る。(時は飛ぶように過ぎていく)
Time flies like an arrow.
時は矢が飛ぶように過ぎ去っていく。
Time and tide wait for no man.
時は人を待たない。
Time has wings.
直訳すると・・・
『時は翼を持っている』となりますから、時は早く過ぎていく。という感じの比喩表現になりますね。
当たり前のことですが、時間は1日24時間、全世界で共通です。
ですが、どのように過ごすかは、その人次第です。
時間の使い方、過ごし方によって、人生は大きく変化します。
世界中でこのようなことわざがあるのが納得できますね。
ことわざ広場 から問題です。
では、ここで問題です。
問 『矢』が使われたことわざを、5つ答えなさい。
刀折れ矢尽きる(かたなおれやつきる)
意味 ・・・ 戦う手段を使い果たして、どうする事もできなくなるたとえ。
白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)
意味 ・・・ 多くの中から指定され選ばれること。
一矢を報いる(いっしをむくいる)
意味 ・・・ 相手の攻撃に対して、一本の矢を射返すということから、わずかながらも反撃、反論をするということ。
石に立つ矢(いしにたつや)
意味 ・・・ 必死にやれば不可能はないというたとえ。
向かう猪には矢も立たず(むかうししにはやもたたず)
意味 ・・・ 親しみを示す者には無慈悲なことはできないというたとえ。
『矢』とは、古くから戦場や狩りで多用され、鎌倉時代の流鏑馬(やぶさめ)に始まり、弓道、アーチェリーなどの競技としても人間社会と深い関りを持つことから、非常に多くのことわざで使われていますね。
他には・・・
矢の催促(やのさいそく)
矢でも鉄砲でも持ってこい(やでもてっぽうでももってこい)3級
帰心矢の如し(きしんやのごとし)
矢も盾も堪らず(やもたてもたまらず)
一本の矢を二つの的に当てる(いっぽんのやをふたつのまとにあてる)
雁は八百矢は三本(がんははっぴゃくやはさんぼん)
的なき弓に矢声(まとなきゆみにやごえ)
など、多くあります。
では、
光陰矢の如し
と頭に入れて、残りわずかの夏休みを、大切に過ごして下さいね。