慣用句

今日のことわざ『台風の目』の意味、由来、類義語、対義語、使い方、英語表現などを徹底解説!

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やっと梅雨が終わったと思えば、とんでもない猛暑に襲われ、暑さにも少しは慣れてきたと思えば、台風がもうそこまで来ちゃってますね・・・

九州地方を中心に、西日本にお住いの方は、台風の動向に注意して、必要があれば、すぐに避難できる体制を取っておきましょうね。

そんなわけで、今日のことわざは・・・

今日のことわざ『台風の目』

今日のことわざ
 

台風の目(たいふうのめ) 

意味 ・・・ 激動するものの中心となる人物や勢力。

まず、台風とは・・

北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称。
強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすことが多く、ほとんどの場合気象災害を引き起こす。上空から地球に向かって見ると反時計回りの積乱雲の渦からなる。超大型と呼ばれる台風は風速15m/sの強風域が半径800km以上となる。

 wikipediaより引          

『台風の目』を気象的に・・・

台風は気象図で見える、反時計回りの積乱雲の渦を基にして生まれ、その渦の中心部にできる、雲のない空洞部分を『台風の目』と呼びます。

ちなみに、よく台風が通るルートの右側の方が雨、風が強いと言われますが、その理由は、渦の巻き方(反時計回り)にあります。

台風の進行方向の右側は風が台風の中心に渦を巻きながら吹き込む速度と、台風自身が進む速度が加わりますよね。

だから、台風は暴風域、強風域とも、台風の目を中心に進行方向右側のほうの勢力範囲が広くなるのです。

解説

激しい風や雨を引き起こす台風の基となる『台風の目』を、激動するものの中心(勢いに乗る人や集団)にたとえた表現になります。

そして、一般的にその人や集団は、英雄的な扱いをされます。

例としては、高校野球の甲子園大会で初出場で無名の高校が強豪校に勝ち続けて、大会を大いに盛り上げている状況などが挙げられます。

同義語、対義語

同義語
 

新進気鋭(しんしんきえい) ・・・ 新たにその分野に現れて、勢いが盛んであり、将来が期待されること。また、そのような人のこと。

また、ダークホース、伏兵などとも言い換えられそうですね。

対義語としては・・・

申し訳ありません。

適切な対義表現が見つかりませんでした。

何かあれば追記致します。

例文 こんな場面で使おう

例文
 

夏の甲子園では、全国的には全く無名の初出場校が、台風の目となって大会を大いに盛り上げた。

次から次へと新製品を開発するA社は、業界の台風の目として注目されている。

現在、様々な競技のオリンピック選考試合が行われているが、その出場選手たちのなかに、東京オリンピックの台風の目となる選手がいると思うと、ワクワクしてくる。

 

このような感じで、新しい英雄的なニュアンスで使われる場合が多いですね。

『台風の目』を英語で表現すると・・・

prime mover  ・・・ 原動力、主導者  のような感じになりますかね?

慣用表現でなく、気象用語では ・・・ eye of a typhoon 

となります。

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まとめ

備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし) 

意味 ・・・ いざという時にも備えが整っていれば、心配ないということ。

台風の動向に注目して、万が一の災害に備えましょう。

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