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鉄人・室伏広治氏からことわざを学ぼう!
04年アテネ五輪(オリンピック)陸上男子ハンマー投げ金メダリストで、現在はスポーツ庁長官として活躍する室伏広治氏が難病といわれる悪性脳リンパ腫を患い、闘病中であることが報じられました。
わずか10万人に1人の割合で発症する難病ということで、心配の声も多くありますが、
室伏広治氏といえば、トップアスリートの中でも類まれない身体能力の持ち主で、父・重信氏と共に親子二代で『鉄人』の異名を持つ偉大なアスリートです。
私は一ファンとして、必ず病を克服し、再びパワフルな姿を見せてくれること信じています。
そんな身体能力抜群でパワフルな室伏広治氏は、数々の伝説があることでも有名ですね。
超人的過ぎて、もはやネタのように語り継がれているエピソードもあるほどです。
いい機会ですので、ここでも少し紹介したいと思います。
超人的過ぎてもはやネタ?室伏広治伝説!
高校1年の時に専門種目をハンマー投に決めて以降も、走幅跳や三段跳、ハードルなどの指導者が高校に訪れては、
「走幅跳がいい」、「いや、ハードルだ」と口々に言い合っていた。
柔道の指導者からも、その姿勢や歩き方を見て「オリンピック級の選手になれる」と太鼓判を押されたという。
100m10秒03、200m日本記録保持者である、末續慎吾に30 – 40mの短距離走で勝利したことがある。
400メートルハードル日本記録保持者の為末大は、
「室伏広治さんの30mダッシュはどのスプリンターよりも速い。」
「30mで陸上界で一番速いのは室伏さんです。」と評している。
1996年、東京ボブスレー・リュージュ連盟が行ったトライアウトに参加。
全種目(60m走、20m走、立ち五段跳び、ベンチプレス、スクワット)で満点を出して、1998年長野オリンピック日本代表候補に選出されるも、ハンマー投に集中することを決めたとして出場を断念した。
野球未経験ながら、2005年4月5日のプロ野球横浜 – 巨人戦の始球式では球速131km/hを記録。球筋は直球外角低めのストライクであった。
出場出演TBS放送の『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』に出場した際には、
ビーチ・フラッグスで、アレン・ジョンソン(96年アトランタ五輪110メートルハードル金メダリスト)、ドノバン・ベイリー(96年に当時の100メートル世界新である9秒84を記録)に勝利している。
そして、室伏氏のけた違いの身体能力に、番組スタッフは
「(室伏選手は)レベルが凄すぎてオファーをかけられない」
「スポーツマンNo.1決定戦と言っていますが、No.1は室伏で決まってるんです」と語っていた。
実写化漫画家のさいとう・たかをは、ゴルゴ13がまた実写映画化されるなら「室伏広治が適任」とコメントしている。
※一度目の実写化の際は、高倉健氏が演じた。
2007年には「第2回さわやかヘアスタイル大賞(メンズ部門)」を受賞している。
そして、極めつけの伝説がこれです。
生後5か月で腹筋運動のように上体を起こし、生後6 – 7ヶ月で物干し竿にぶら下がり、腕で腹まで身体を引きつけた。
などなど、室伏広治氏には数多くの伝説があります。
伝説については、wikipedia.を参考、引用
しかし、生後5ヶ月で腹筋って・・・
これには、参りましたね・・・
蛇は一寸にして人を吞む とは、まさにこのことですね・・
というわけで今日のことわざは、室伏広治氏の回復を祈って・・・
今日のことわざ『蛇は一寸にして人を吞む』
蛇は一寸にして人を呑む(じゃはいっすんにしてひとをのむ)
意味 ・・・ 偉大な人物は、小さなころからその資質を見せるものだということ。
『蛇は一寸にして人を吞む』の意味、由来
ここでの『蛇』とは、普通の蛇ではなく大きい蛇、大蛇を表しています。
ここでの『蛇』は、普通の蛇ではなく大きい蛇、大蛇を表しています。
そして、大蛇は一寸(約3㎝)ほどの大きさしかない頃(生まれて間もない頃)から、すでに人間を呑みこもうとする気迫を持っているということから、
偉大な人物は、幼い頃からその資質を見せるものだということ。
という意味になります。
『蛇に睨まれた蛙』ということわざもあるように、
蛇ににらまれた蛙(へびににらまれたかえる)
意味 ・・・ 苦手なものや、恐ろしい状況を前に、逃げ出すこともできず、体がすくんでしまうことのたとえ。
ゆっくりとどぐろを巻きながら、小さいがギラギラした目で狙いを定める蛇の気迫には、恐ろしいものがありますね。
日本には人間の丸呑みするような大型の蛇はいませんが、ヤマタノオロチを代表とする数多くの大蛇にまつわる伝説があり、それらが与える蛇のイメージから生まれた表現だと考えられます。
現実的な話をすると、日本に生息する蛇は小型の種ですが、世界では実際に数メートルから10メートルを超える巨大な蛇が人を飲み込んだという事故がじばしば報告されています。
また、『蛇は一寸にして人を呑む』には、『蛇は寸にして人を呑む』、『『蛇は一寸にしてその気あり』、『『蛇は一寸にしてその気を得る』など、同じ意味で似たような言い回しの表現がいくつかあります。
そして、「源平盛衰記」や「平家物語」を脚色して作られた浄瑠璃・源平布引滝(1749)において、
「でかしたでかした。蛇(ジャ)は一寸(いっすン)にして其気を得る」
という台詞があり、江戸時代中期には(1794年)すでに使われていた表現になります。
『蛇は一寸にして人を吞む』の類義語、対義語
栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)
意味 ・・・ 立派に大成する人は、小さいころから何か他の人と違うということ。
実のなる梢は花より知らる(みのなるこずえは はなよりしらる)
意味 ・・・ 優れた人は幼いころより普通の人と違うというたとえ。。
龍の子は小さしといえど雨を降らす(りゅうのこはちいさしといえど あめをふらす)
意味 ・・・ 真に優れている者は幼い時から優れた力があるというたとえ。
啄木鳥の子は卵から頷く(きつつきのこはたまごからうなずく)
意味 ・・・ 生まれながらの才能は、幼い時から自然に現れるというたとえ。
大器晩成(たいきばんせい)
意味 ・・・ 大人物は年を取ってから才能をあらわし、立派になるのに時間がかかるということ。
氏より育ち(うじよりそだち)
意味 ・・・ 家柄や血筋よりも、教育や環境の方が、人格形成に強い影響を与えるということ。
こんな場面で使おう!『蛇は一寸にして人を吞む』を使った例文
・子役のオーディション会場には、蛇は一寸にして人を呑むような子供がたくさんいて驚いた。
・成人して間もなく作家となった息子の幼少期を思い返してみると、蛇は一寸にして人を呑むものだという心当たりがたくさんある。
・長年に渡り小さい子供にピアノを教えているが、数年に一度くらい、蛇は一寸にして人を呑むものだと思い知らされる時があった。
・蛇は一寸にして人を呑むということなのだろう。国会議員になった幼馴染は小さい頃から口が達者で、学校の先生をも言い負かしていたものだ。
・卓球で活躍したの福原愛さんは、見事に蛇は一寸にして人を呑むということわざを体現した。
『蛇は一寸にして人を吞む』を英語で表現すると?
英語にはこのような比喩的な表現があります。
No viper is so little but has its venom.
viper ・・・ 毒蛇 venom ・・・ 毒
(毒蛇はどんなに小さくても、毒はちゃんと持っている。)
また、直接的な言い回しでは、このように表せます。
Genius comes out of the young time.
genius ・・・ 天才
(天才は若いうちから、その才能を発揮する。)
まとめ
静岡県沼津市出身で、「白米と焼き魚で育った」という室伏氏の、
米は時間と手間をかけて育てられ、健康を支える糧になる。
人は身体を動かさないと衰えていく。実りを作り上げていくプロセスは稲作もスポーツも同じ。
米の消費促進だけではなく地方創生などの分野で、農業とスポーツのコラボレーションを実現してみたい」
という思いから、スポーツ庁長官室には1俵60キロもの米俵が6俵積んであるそうです。
最近も1俵60キロもの米俵を軽々と持ち上げてスクワットする姿を画像やテレビ番組で公開し、元気な姿を見せてれていました。
そして、報道後に応じた取材でも、体調に関しては「大丈夫です」と明言し「応援よろしくお願いします」と笑顔を見せていました。
続けて、力強く「石も俵も持ち上げていますので」と、米俵を軽々と持ち上げて来客をもてなす面会を続けていることを自ら話題に挙げ、健在を強調されていました。お米は日本人のパワーの源ですからね。
生後5か月で腹筋運動のように上体を起こし、生後6 – 7ヶ月で物干し竿にぶら下がり、腕で腹まで身体を引きつけた。
蛇は一寸にして人を呑むということわざにぴったりの伝説を持つ室伏氏のことです。
お米をたくさん食べて病に打ち勝ち、新たな伝説を作ってくれるはずです!
私たちも、お米をたくさん食べて、コロナに打ち勝ちましょう!