7級 ことわざ

今日のことわざ『歳月人を待たず」の意味、由来、類義語、対義語、例文、英語表現をエピソード付きで解説

今年一年を振り返りながら、ことわざを学ぼう!

早いもので、今年もあと数十分となりました。

平成から令和への改元、多くの重大自然災害、大ブームとなったラグビーワールドカップなど、多くのことが深く記憶に刻まれましたが、あっという間の一年でしたね。

個人的にはまだまだやり残したことが多く、新年を迎える準備など全くできていませんが・・・

というわけで、今日のことわざは・・・

今日のことわざ『歳月人を待たず』

歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)7級

意味 ・・・ 年月は、人の都合に合わせて留まったりすることはなく、どんどん流れていくものだという意味。

『歳月人を待たず』の意味

歳月とは、年月、としつきという意味で、年月は、人の都合に合わせて留まったりすることはなく、どんどん流れていくものだという意味に加えて、二度と戻らない限られた時間を大切に生きろという戒めの言葉にもなります。

『歳月人を待たず』の由来

中国、六朝時代の東晋の詩人、陶潜の雑詩の一節に由来します。

雑詩とは、 題をつけずに思うままに、自由に詠んだ詩のことです。

陶潜の雑詩の一節に、

「盛年重ねて来たらず、一日再びあしたなり難し、時に及んで当に勉励すべし。歳月人を待たず。」

とあり、現代語に訳すと、

「若い時は二度と来ることはない。一日に朝は二度とない。時を逃がすことなく一瞬を大事にして、酒を飲んで、おおいに楽しめ」

となります。

詩に使われた『勉励』という漢字から我々日本人が連想すると、「勉励すべし=勉学に努め励め」と取れますが、陶潜は、酒を飲んで、おおいに楽しむことに「努め励め」とすすめているということです。

なかなかユニークな詩人ですね。

自ら農作業に従事しつつ、日常生活に即した詩文を多く残したという異色の詩人というのにも納得させられますね。

『歳月人を待たず』の類義語、対義語

類義語

類義語

光陰矢の如し(こういんやのごとし)7級

意味 ・・・ 月日が経つのは非常に早いということ。

月日に関守なし(つきひにせきもりなし)3級

意味 ・・・ 月日が過ぎて行くのを遮るものがないということから、月日が速く過ぎること。

関守 ・・・ 関所の番人

関所では、足止めさせる関守がいるが、月日が過ぎるのを遮るようなもの(関守)などいないということから。

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対義語

馬齢を重ねる(ばれいをかさねる)3級

意味 ・・・ いたずらに歳をとること。

ハエに蹄鉄をつける(はえにていてつをつける)1級

意味 ・・・ 無駄に時間を過ごすことのたとえ。

強引ではありますが、時間を大切にしなさいという戒めの観点から、対義語として挙げておきます。

こんな場面で使おう 『歳月人を待たず』を使った例文

例文 歳月人を待たずというから、時間の使い方をよく考えて行動しよう。

例文 歳月人を待たずで、遊び惚けていたら何も身につけないまま大学生活は終わってしまった。

例文 若いうちは言い寄ってくる男など山ほどいたので選り好みしていたら、歳月人を待たず、あっという間におばさんと言われる年齢になってしまった。

例文 肩の怪我で試合には出られないが、歳月人を待たずと、彼は熱心に下半身の強化をしている。

例文 歳月人を待たず、明日やろうはバカ野郎だ。

『歳月人を待たず』を英語で表現すると・・・

Time and tide wait for no man.

”tide”” には、潮の干満の他に、「時流」、「時」という意味があり、

直訳すると、『時間や時流は誰のこともまってはくれない』となり、『歳月人を待たず』と同じ意味の表現になります。

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まとめ

全世界、全ての人に平等に与えられたもの、それは時間です。

どんなお金持ちでも買うことはできず、過ぎ去った時間は二度と戻ってきません。

そして、使い方次第で大きく人生が変わるものです。

私も、時の早さを嘆くのではなく、これを機に限られた時間の使い方をじっくり考えてみることにします。

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