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お盆ど真ん中の明日、14日から15日にかけて、超大型の台風10号が西日本に接近、上陸するという恐ろしいニュースが聞こえてきますが・・・
只今、13日14時過ぎですが、抜けるような青空、カンカンに大地を照らす太陽・・・
風など、ちっとも吹いておりません・・・
海は無風のベタ凪です・・・
このような状況をことわざで表現すると・・・
今日のことわざ『嵐の前の静けさ』
嵐の前の静けさ(あらしのまえのしずけさ)
意味 ・・・ 大きな事件や騒動などが起きる前の不気味な静けさのこと。
解説
『嵐の前の静けさ』とは、
暴風雨が襲う前に、一時的に雨や風が収まり、静かな状態になるという気象現象から生まれた表現です。
普段の落ち着いた静けさとは異なり、何かこの後に大変なことが起こりそうな予兆や不安を感じるような、不気味な静けさを表します。
類義語 対義語
適切な類義表現ではありませんが、ピリピリした張り詰めた雰囲気ということで考えれば・・・
固唾をのむ(かたずをのむ)
意味 ・・・ 物事のなり行きを心配し、息をこらすこと。
予感がするといった部分に注目すれば・・・
虫が知らせる(むしがしらせる)
意味 ・・・ 良くないことが起こりそうだと、なんとなく前もって予感すること。
こんな場面で使おう 例文
・いつもは短気でけんかっ早い彼が、涼しい顔で批判を聞き流したのは、嵐の前の静けさだった。
・最近、何事もなく平和な日々が続いているが、これは嵐の前の静けさなのかもしれない。
・長年稲作を営む祖父は、どんよりとした空を見上げて、これは嵐の前の静けさだと言って、予定を早めて急遽稲刈りをした。
・彼の電話での声が弱々しく聞こえたのは、今思えば、嵐の前の静けさだったのかもしれない。
英語での表現は?
After a calm comes a storm.
calm ・・・ 穏やかな、静かな、落ち着いた
storm ・・・ 嵐
現在新作映画公開中で盛り上がっている『ワンピース』で、波のない穏やかな海域のことを『calm belt(カームベルト)』と呼んでいますね。
また、『ゴムゴムのストーム』という技もあったように思います。
英語の勉強って、いろんなところにヒントがありますよね。自分が得意な分野で少しずつでも覚えていきましょう。
ここで問題です。考えてみてください。
農耕によって暮らしを立てていた時代には、天候が人々の生活に大きく影響しましたので、ことわざには天候にまつわることわざが多くあります。
問 天候に由来することわざを、5つ答えなさい。
・青天の霹靂(せいてんのへきれき)
意味 突然起こった大事件。思いもよらない出来事のこと。
・雨晴れて笠を忘る(あめはれてかさをわする)
意味 過ぎてしまえば、その時に受けた恩も忘れてしまうというたとえ。
・晴耕雨読(せいこううどく)
意味 自然豊かな田舎で、のんびりとおだやかに生活すること。
・天高く馬肥ゆる秋(てんたかくうまこゆるあき)
意味 秋の快適な素晴らしい気候のこと。
・女心と秋の空(おんなごころとあきのそら)
意味 変わりやすい秋の空模様のように、女性の気持ちは移り変わりやすいということ。
では、みなさん、台風の動向には気を付けて下さいね。
台風の被害がないことを祈っております。