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今日のことわざ『鉄は熱いうちに打て』の意味、由来、類義語、対義語、使い方、英語表現などをエピソード付きで徹底解説!

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日本ハムファイターズの新監督、新庄剛志氏から、ことわざを学ぼう!

2021年11月、日本ハムファイターズの新監督に、いやNPB初のビッグボスに新庄剛志氏が就任しましたね。

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3年連続Bクラスと低迷が続いている日本ハムですが、スタメンに名を連ねる主力選手のほとんどが二十代という若いチームで、新庄新監督にしてみれば、鍛え甲斐、育て甲斐のあるチームに違いないでしょう。

ツイッターでは、11/8の投稿で、

『これから徐々に足が前に上がらないくらいの走り込みをさせて行くばい』

と動画とともにツイートしていました。

きっと強いチームに仕上げてプロ野球界を盛り上げてくれることでしょう。

また、チャラチャラ(失礼します)しているように見えて、現役時代、陰で誰よりも練習したという新庄氏のことです。

相手が若手選手となれば、これからのキャンプでは『鉄は熱いうちに打て』と過酷な練習メニューを用意していることでしょう。

というわけで今日のことわざは・・・

今日のことわざ『鉄は熱いうちに打て』

今日のことわざ
 

鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)

意味 ・・・人は柔軟性のある若いうちに鍛えることが大事だという教え。また、物事は時期を逃さないうちに実行することが大切である。

『鉄は熱いうちに打て』の意味、由来

鉄という金属は古代から、鍬(くわ)や鋤(すき)などの農具や武器の原料として重宝され、現代でも非常に多くの工具、器具、構造物などに使用されています。

近代では鉄の加工において機械化、自動化が進んでいますが、それまでは刃物、農具、生活用品などの鉄製品の加工を行う職人を日本では鍛冶屋と呼び、鍛冶屋は客の注文に応じた鉄製品を製造、販売、修理していました。

加工方法としては、鉄を真っ赤になるまで熱して柔らかくなったところで、金槌などで打ち付けたり、力を加えて曲げたりして、手作業で加工、形成するのですが、

鉄は性質上、真っ赤になるまで十分に熱すれば一時的に柔らかくなるものの、それが冷めてしまうと次第に元の硬い状態に戻り、いくら打ち付けても形成できなくなります。

高度な技術だけでなく、スピードも必要になるのです。

この鉄の加工、形成においてのタイミングを、人の鍛錬や教育、物事に取り組む際の好機にたとえて、

『鉄は熱いうちに打て』とは、

人は柔軟性のある若いうちに鍛えることが大事だという教え。また、物事は時期を逃さないうちに実行することが大切である。

という意味になります。

人間も鉄と同じように、柔らかいうちに(柔軟性があり、純粋な気持ちを持っているうちに)鍛錬しなければ、手遅れだということです。

また、物事を成就させるには、気持ちが熱く盛り上がっているうちに行動に移すことが大切で、時機を逸してはならないということですね。

そして、この表現は西洋を中心に世界各地で見られ、様々な文化圏においてそれぞれに生まれたものだと考えられます。

日本には、江戸時代後期に編纂された蘭和辞典(オランダ語辞典)である「和蘭字彙(おらんだじい)」によって伝えられたとされています。

『鉄は熱いうちに打て』の類義語、対義語

類義語
 

矯めるなら若木のうち(ためるならわかぎのうち)

意味 ・・・ 木と同様に、人も若いうちに矯正しておくことが大事だということ。

思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)

意味 ・・・何かをしようと決意したら、そう思った日を吉日(縁起のよい日)としてすぐに取りかかるのが良いということ。 

対義語
 

果報は寝て待て(かほうはねてまて)

意味 ・・・ 幸運というものは、求めようとしても得られるものではないものだから、あせらずに時機を待つのが良いという教え。

待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)

意味 ・・・ 今は状況が悪くとも、あせらずに待っていれば幸運はそのうち自然とやってくるということのたとえ。

こんな場面で使おう!『鉄は熱いうちに打て』を使った例文

例文
 

・息子がことわざに興味を持ち始めたので、鉄は熱いうちに打てとばかりに、ことわざ辞典を買い与えた。

・会社の忘年会でずっと憧れていた総務課の女性と仲良くなった彼は、鉄は熱いうちに打てと、猛アタックをかけている。

・中途採用で入社した年上だが後輩の教育係を任されているが、鉄は熱いうちに打てということわざを痛感する毎日だ。

・何事にも熱しやすく冷めやすい弟だが、鉄は熱いうちに打てを地で行くような行動力は見上げたものだ。

・私の祖父は鉄は熱いうちに打たねばと、子供相手でも礼儀作法には厳しい人だった。

『鉄は熱いうちに打て』を英語で表現すると?

英語にはこのような比喩的表現があり、この日本語訳が『鉄は熱いうちに打て』になります。

Strike while the iron is hot.

・鉄は熱いうちに打て。

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まとめ

幼い頃に躾けられたことや若い頃に先輩方にみっちり教え込まれたことは、体に染みついているものですよね。

それが年を取れば取るほど、新しいことは身に付きません。

熱した鉄のように柔らかい頭と純粋な心を持ち、物事に対して熱い気持ちになれれればいいのですが・・・。

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