6級 ことわざ

今日のことわざ『金に糸目はつけぬ』の意味、由来、類義語、対義語、使い方、英語表現をエピソード付きで解説

カルロス・ゴーン の逃亡劇から、ことわざを学ぼう!

昨年末、大胆不敵な逃亡劇で世間どころか世界を賑わせた、元日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告ですが、保釈中の国外逃亡というも行動もスケールが大きいですが、そのために一瞬にして失った巨額の出費も話題となってますね。

大胆不敵(だいたんふてき)4級 

意味 ・・・ 度胸があって、まったく恐れないこと。

まず、日本からレバノンに逃亡したために保釈金15億円は没収され、綿密な計画のもと決行した脱出作戦には、約十数億円くらいはかかったのではと、一部メディアで報じられていました。

彼なりの勝算があるのか、陰で糸を引く人間がいるのかは分かりませんが、『金に糸目をつけぬ』行動には度肝を抜かれましたね。

糸を引く(いとをひく)4級 

意味 ・・・ 操り人形を動かすように、見えない所で人を操り、動かすこと。

度肝を抜く(どぎもをぬく)

意味 ・・・ 驚かせるさま、大いにびっくりさせるさま

というわけで、今日のことわざは・・・

今日のことわざ『金に糸目はつけぬ』

金に糸目はつけぬ(かねにいとめはつけぬ)6級 

意味 ・・・ 惜しげもなく、どんどんお金を使うこと。

『金に糸目はつけぬ』の意味、由来の解説

まず、『糸目』とは、凧あげの凧のバランスを取るために表面に付ける数本の糸のことです。

上の絵にある、四隅に付けられた4本の糸が『糸目』になり、凧の形状、大きさなどによって、本数は異なってきます。

糸目がなく、たった1本の糸を凧と繋げただけであれば、凧をコントロールすることができず、凧は風にあおられて、どこまでも飛んで行ってしまいますよね

そのような凧上げの仕組みを金銭感覚にたとえて、お金を惜しげもなくどんどん使うことという意味になりました。

また、近年では、『金に糸目はつけぬ(つけない)』『金に糸目つけぬ(つけない)』と、助詞(は➡を)が変わったり、『つけない』と、現代語風に使われる場面が多くあります。

『金に糸目はつけぬ』の類義語、対義語

類義語

類義語

金に飽かす(かねにあかす)6級 意味 ・・・ 物事を行うのに、金銭を惜しまずに使うこと。

湯水のように使う(ゆみずのようにつかう)4級 意味 ・・・ お金などをいくらでもあると思い、無駄に使うこと。

『湯水のように使う』という表現は、使う対象がお金だけではありませんが、お金に対してよく使われる表現ですので、類義語として挙げておきます。

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対義語

対義語

爪に火をともす(つめにひをともす)9級 

意味 ・・・ 苦労しながら、極端な節約をすること。

こんな場面で使おう 『金に糸目はつけぬ』を使った例文

例文 大の愛犬家の彼女は、ドッグフードや犬の洋服には金に糸目はつけない

例文 旅行好きな我が社の社長は、いつもはケチだが、社員旅行に関してだけは、金に糸目はつけない

例文 彼女は俗にいう『金のかかる女』だが、惚れてしまったものは仕方がない。彼女と結婚するためなら、金に糸目をつけるつもりはない。

例文 『お前の将来のためになら金に糸目はつけぬ』と父が言ってくれたので、私は医学部に入るために三年間も浪人生活を送らせてもらった。

例文 一生に一度のことだから金に糸目はつけぬと、私たちは盛大な結婚式を挙げた。

『金に糸目をつけぬ』を英語で表現すると・・・

at any cost という熟語で、

・・・ どんなにお金をかけても

という意味を表しますので、英文にすると、

I want the classic car at any cost.

と表現できます。

直訳すると、

私はどんなにお金をかけても、そのクラシックカーが欲しい。

となり、すっきりした日本語に訳すと、

私はあのクラシックカーが手に入るなならば、金に糸目は付けない。

となります。

また、

Price is no object.

no object・・・ ~は問わない

この英文で、

価格は問題ではない。

つまり、『金に糸目はつけぬ』と同じような意味として考えられますね。

英文で表現すると、

Choose what you like. Price is no object.

金額のことはいいから、気に入ったもんを選びなさい。

となります。

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まとめ

お金との付き合い方というものは本当に難しいですよね。

お金は豊かな暮らしや幸せを生みますが、その反面、それ以上の嫉妬や怨念を生み出します。

世の中で起こる事件のほとんどが、結局はお金が原因で発生していることも事実です。

福沢諭吉は、『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』という言葉を残しましたが、お金は人の上にも下にも人を造るのかもしれません。福沢諭吉は、一万円札の中で、何を思っているのでしょうか。

ことわざには『お金』にまつわるものが多くありますが、それらは昔の人達が経験してきたこと、犯してしまった過ちを教訓や戒めにして表現したものです。

先人の教えに倣い、少しでもお金と上手く付き合っていくためにも、今後もお金にまつわることわざもどんどん紹介していきますね。

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