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今日のことわざ『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』の意味、由来、類義語、対義語、使い方、英語表現などをエピソード付きで徹底解説!

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奇跡のアラフィフ!石田ゆり子さんから、ことわざを学ぼう!

2021年夏ドラマ、絶賛放送中の日曜21:00からのTBSドラマ『東京MER』ですが、毎週楽しみにしている方も多いことでしょう。

『MER』とは、『Mobile Emergency Room』の頭文字をとったもので、『動く救命病棟』とでもいったところでしょう。

救命救急においての緊迫したシーン、出演者たちの迫真の演技、どんな状況でもあきらめずに救命にあたるチームの強い信念など見どころは満載ですが・・・

それ以外に楽しみを見出している方も多いのではないでしょうか?

そうです。東京MERの発起人の東京都知事役で出演している石田ゆり子さんです。

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51歳とは思えない若々しい美貌や透明感から、石田ゆり子さんは『奇跡のアラフィフ』などと讃えられ、老若男女問わず多くのファンに支持されていますね。

というわけで今日は、女性をの美しさを讃えたことわざを一つ深掘りしていきたいと思います。

今日のことわざ『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』

今日のことわざ
 

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花(たてばしゃくやくすわればぼたんあるくすがたはゆりのはな)

意味 ・・・ 美人の姿や、佇まいや立ち振る舞いを花の美しさに見立てたことば。

『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』の意味、由来

この表現には、芍薬、牡丹、百合の3つの花がたとえとして使われています。

まず、芍薬は、すらりと伸びた茎の先に美しいい花を咲かせます。

牡丹は、横向きに分かれた枝にかわいらしい花を咲かせます。

そして、百合は、風に吹かれて優雅に揺れる様子が美しいと讃えられます。

これらの花の特徴を美しい女性の容姿や佇まいにたとえて、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花 という表現が生まれたといわれています。

立った姿は芍薬のようにすらりと美しく、座ればボタンのように愛くるしく、歩けば優雅に揺れる百合のように可憐だ。

といったところでしょうか。

また、それぞれの花の美しさを引き出すための鑑賞方法、視線に由来するともいわれています。

背の高い芍薬は、立った状態で、

背の低い牡丹は座った状態で、

風に揺れる花は歩きながら鑑賞するのが最も美しいということから生まれた表現であるという説もあります。

出典ははっきりしていないようですが、流行唄から生まれたものだと言われており、『譬喩尽(たとえづくし)』、『世俗俚諺集』、『諺臍の宿替(ことわざへそのやどがえ)』などにそれぞれ記述がありますので、江戸時代後期には浸透していた表現だと考えらます。

また、偶然にも後に成立する都々逸の形式(七七七五調)を備えており、実際に都々逸としても唄われていたようです。

『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』の類義語、対義語

類義語
 

びいどろを逆さにする (びいどろをさかさにする)

意味 ・・・ 美人をたとえた言葉。

水も滴る(みずもしたたる)

意味 ・・・ みずみずしく、つやっぽく美しい様子。

容姿端麗(ようしたんれい)

意味 ・・・ 顔立ちや体形が整っていて美しいこと。特に女性に向けての外見の褒め言葉。

※容姿(特に女性)を褒め讃える表現として、これらを類義語として挙げておきます。

対義語
 

炭団に目鼻((たどんにめはな)

意味 ・・・ 色が黒くて目鼻立ちがはっきりしない顔。不美人の形容。

玉蜀黍に目鼻(とうもろこしにめはな)

意味 ・・・ あばたが多く、醜い顏のこと。

こんな場面で使おう!『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』を誓った例文

例文
 

・彼女の立ち振る舞いは、どこを切りとっても可憐で、まさに立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花と讃えられるべき女性だ。

・浴衣を着た彼女には、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉がぴったりだ。

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉があるように、あの人には花のように周りを明るくさせる魅力がある。

『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』を英語で表現すると?

英語にも、

You are more beautiful than a rose.

あなたは薔薇の花より美しい。

You’re like a rose!

あなたは薔薇のようだ。

などと女性の美しさを花にたとえることはあります。

形容詞としては、

elegant、gorgeous 

などが近い表現になります。

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まとめ

植物は季節を知らせるだけでなく、美しい花を咲かせて人の気持ちを豊かにしてくれます。

そして、同様に美しい女性も人々を魅了します。

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花・・・。

花を愛でる日本文化が生んだ、素晴らしいことわざですね。

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