10級 ことわざ

今日のことわざ『触らぬ神に祟りなし』

高齢者の相次ぐ交通事故の問題に続き、悪質なあおり運転と、今年は車に関する事故、事件が目立ちますね。

ドライブレコーダーの普及によって、危険な運転や悪質な行為が取り上げられるようになってきましたが、もし、自分がそんな目にあったら・・・

そう思うと、車の運転どころではないですよね・・・

何を考えているかわからないような人間など相手にしても、いいことなんてありません。

あなたには守るべきものがたくさんあるはずです。

もし、あのような危険な目に会いそうになったら・・・

今日のことわざ『触らぬ神に祟りなし』

 

触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)10級

意味 ・・・ 関わり合いにならなければ、不幸なことにはならないということ。

 

解説

まず、最近はあまり聞くことなない『祟り』という言葉ですが、『祟り』とは、神仏や霊などが人間に与える災い、と言う意味です。

日本昔話や時代劇などで、何か悪いことが起こると、

『山の神様の祟りじゃ!』

などと怯えるシーンがありますよね。

そして、『触らぬ』とは、現代でも、

『彼の問題には触れないでおこう』

といった感じで使われるように、関りを持たない、余計なことをしない、ということです。

関わり合いにならなければ(余計なことをしなければ)、神様の怒りを買い、祟りなど起きることはないという意味になります。

転じて、『面倒な問題(トラブル)に巻き込まれたくないなら、余計なことはするな』という、世の中を渡るうえでの教訓(処世術)として、よく使われることわざです。

類義語 対義語

類義語

 

君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)4級

意味 ・・・ 教養のある人は自分の行いを慎み、危険だとわかっているところには近寄らないということ。

 

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対義語

 

首を突っ込む(くびをつっこむ)9級

意味 ・・・ 興味や関心を持って、その事に関係を持つこと。

薮をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす)8級

意味 ・・・ 余計なことをして、災難にあうことのたとえ。

雉も鳴かずば打たれまい(きじもなかずばうたれまい)8級

意味 ・・・ 余計なことを言わなければ、災いを招くことはないというたとえ。

寝た子を起こす(ねたこをおこす)8級

意味 ・・・ せっかく収まった物事に余計な手出しをして、再び問題を引き起こすことのたとえ。

 

類義語に対して、たくさん挙がってきた対義語を見ていると、人間とはなんと余計なことばかりして生きているのかと、笑っちゃいますね。

こんな場面で使おう 例文

 

例文 兄に聞きたいことがあったが、触らぬ神に祟りなしで、寝起きの兄に話しかけるのはやめておいた。

例文 近所のコンビニで友人が悪そうなやつらに絡まれていたが、触らぬ神に祟りなしと、気づかないふりをして通り過ぎた自分を情けなく思う。

例文 現在離婚の危機だという上司への結婚のの報告は、触らぬ神に祟りなしで、少しの間様子を見ておこう。

例文 酒場で絡んできた奴らにヘコヘコして、立ち向かって行けないのは男としては悔しいが、彼女を守るためにも、触らぬ神に祟りなしと自分に言い聞かせて我慢した。

例文 客商売をしていると、マナーの悪いお客さんに対して腹が立つことも多いが、触らぬ神に祟りなしと、冷静に対応するように努めている。

これらの例文のように、トラブルに巻き込まれないための教訓、世の中を上手く渡り歩くための『処世術』のような感じで使われますね。

英語での表現は・・・

代表的な表現で、次のようなものがあります。

Let sleeping dogs lie.

直訳すれば、『眠っている犬を起こすな』という訳になり、転じて、

『わざわざ自ら災いを招くようなことはするな』という表現になりますね。

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まとめ

今日のことわざ『触らぬ神に祟りなし』は、重要な教訓であると同時に、見て見ぬふりをするといった感じの、傍観者的な冷たい印象があるようにも思えますよね。

ですが、現実問題として、強い正義感や責任感ゆえに、トラブルに巻き込まれたり、被害を被ったりすることは少なくないことでしょう。

次のような素晴らしいことわざもありますが、

義を見てせざるは勇無きなり(ぎをみてせざるはゆうなきなり)5級

意味 ・・・ 人として当然しなければならない事だとわかっていながら、それを実行しないことは、勇気が無いからであるということ。

もし、あなたが先日世間を騒がせた『あおり運転トラブル』のような問題に巻き込まれそうになったとしたら・・・

報道番組のコメンテーターの方達も言っているように、ぐっと我慢して、守るべき人のことを考えて下さい。

そして、冷静になって『触らぬ神に祟りなし』の対応で切り抜けていきましょう。

では、今日はこのあたりで・・・

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