ことわざ

今日のことわざ『敵は本能寺にあり』の意味、由来、類義語、対義語、使い方、英語表現などをエピソード付きで解説!

スポンサーリンク

コロナウィルスの影響で撮影の中断があり、年をまたいで放送しているNHK大河ドラマ『麒麟がくる』ですが、2/7に無事最終回を迎えるようですね。

やはり、明智光秀を描いた物語のクライマックスとなれば、あの台詞をおいてほかにないでしょう。

というわけで、今日のことわざは・・・

この投稿をInstagramで見る

大河ドラマ「麒麟がくる」スタッフ【公式】(@nhk_kirin_official)がシェアした投稿

今日のことわざ『敵は本能寺にあり』

今日のことわざ

敵は本能寺にあり(てきはほんのうじにあり)

意味 ・・・ 本当の目的は別の所にあるということ。

敵は本能寺にあり』 の意味、由来

1582年(天正10年)、戦国武将・明智光秀が、主君織田信長の命により備中(現在の岡山県西部)の毛利を攻めにいくと見せかけて、突然進路を反対の東へ変え、

「敵は本能寺にあり」と言って、京都の本能寺に止宿していた信長を急襲したことに由来しています。

また、江戸時代になってから書かれた軍記物『明智軍記』の中にある記述として、後から創作された言葉とも考えられています。

このような明智光秀の敵を欺くような言葉と行動から、真の目的は、表向きのものとは別のところにある。

また、理由を付けて人の目を欺き、暗に本当の目的を達成しようと行動することのたとえ。という意味になった表現です。

敵は本能寺にあり』 の 類義語、対義語

類義語

トロイの木馬(とろいのもくば)

意味 ・・・ 正体を偽って敵側に潜入し、破壊工作を行う者のたとえ。

移花接木(いかせつぼく)

意味 ・・・  こっそり人や物を取り替えて人をだますこと。上手にすり替えること。(花をつけている木の枝をほかの木に接ぎ木するということから)

対義語

有言実行(ゆうげんじっこう)

意味 ・・・ 口に出したことは、何が何でも成し遂げるということ。

対義語としては、ちょっと微妙ですが、参考までに・・・

こんな場面で使おう!『敵は本能寺にあり』 を使った例文

例文 アルバイトの身ではあるが、なんとか一流企業に潜り込むことまでは成功した。だが、本番はこれからだ。敵は本能寺にあり、学歴がなくたって出世できることを証明してやる。

例文 会社の飲み会で、あいつはやたらと年配の女性社員にアピールしていたが、敵は本能寺にありで、どうやらその人の姪っ子が狙いのようだ。

例文 友人が休みの度に焼肉を食べに行こうと誘ってくるが、敵は本能寺にありで、焼き肉が食べたいのではなく、店員の女の子に恋をしたみたいだ。

例文 部活で目をかけていた後輩が、最近真面目に練習するようになったので喜んでいたら、敵は本能寺にありで、ただ正月太りを解消したいだけのようだった。

例文 先日逮捕された強盗犯の個人口座には多額の預金があったため、敵は本能寺にありという可能性も含めて、犯行動機について一から徹底的に調べ直すことになった。

例文 私が営業部への移動を希望したのは、営業に自信があるからではない。敵は本能寺にありで、無類の酒好きだからだ。

『敵は本能寺にあり』 を英語で表現すると?

ちょっと下心がある表現ですが、英語ではこのような比喩的なものがあります。

He that wipes the child’s nose kisses the mother’s cheek.

子供の鼻を拭いてやる者は、その母親の頬にキスをする)

直接的に英訳すれば、このような英文になります。

The true objective lies elsewhere.

(真の目的は別にある)

スポンサーリンク

まとめ

 

謎多き智将・明智光秀を描いた2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』ですが、2020年は彼の人生のように波乱万丈の一年でしたね。

さて、放送は残すところ後3回3となりました。

果たしてどのようなクライマックス、ラストが待っているのでしょうか?

 

関連記事

  1. 今日のことわざ『歴史は繰り返す』意味、由来、使い方、対義語・類義…
  2. 今日のことわざ『流れを汲みて源を知る』の意味、由来、類義語、対義…
  3. 今日のことわざ『類は友を呼ぶ』の意味、由来、類義語、対義語、使い…
  4. 今日のことわざ『大は小を兼ねる』の意味、由来、類義語、対義語、使…
  5. 今日のことわざ『無理が通れば道理が引っ込む』の意味、由来、類義語…
  6. 今日のことわざ『若いウミガメの如し』の意味、由来、類義語、対義語…
  7. 今日のことわざ『鳴かぬ蛍が身を焦がす』の意味、解説、由来、類義語…
  8. 今日のことわざ『一葉落ちて天下の秋を知る』の意味、由来、類義語、…

最近の投稿

PAGE TOP