4級 ことわざ

今日のことわざ『習うより慣れよ』

みなさん、こんにちわ。

現在、こと検事務局では、7/28に開催された『第21回ことわざ検定』の採点後の事務処理で忙しくしているところです。

今回は非常に合格率も高く、『創作ことわざ』や、時事的なニュースをことわざにたとえるという、創造力を問う問題では、素晴らしい解答がたくさんあり、私共もおおいに勉強させていただきました。

そんななか、残念なこともあります。

特に小学生の受験者さんに多いのですが、問題文をじっくり読まずに解答してしまうというミスが目立ちます。

指定されたことわざを使って文章を作る問題に、ことわざの意味を書いてしまうという、うっかりした間違いが多いんですね。

ことわざ検定は、ことわざの意味や由来を覚え、そこから知恵や歴史、教訓や戒めを学ぶというだけでなく、実際に自分の言葉としてことわざを使いこなし、コミュニケーションツールとして利用できるようになることに重点を置いて問題作成をしています。

そのため、ことわざを使って文章を作るという問題は、非常に配点が高く、合否に大きくかかわってしまうのです。

検定試験というものは、学校や塾で受けるテストとは、大きく異なります。

初めて入る教室で、隣の席も、前も後ろも知らない人が座っています。

学校や塾のように、となりの友達と話したりはできません。

そんななかで、勉強してきたことを出し切るのは、難しいことかもしれません。

ですが、特にまだ小さな生徒さんは、これからの長い人生で、『試験』というものに何度も立ち向かわなければなりません。

普段とは違った環境の中で、自分が持っている力を出し切って、最高の結果を出すために大切なこととは・・・・

今日のことわざは・・・

今日のことわざ『習うより慣れよ』

 

習うより慣れよ(ならうよりなれよ)4級

意味 ・・・ 人から習うよりも、自分で経験を重ねたほうがよく身につくものだということ。

 

解説

『習う』とは、人から教わる、教えてもらうという意味で、『慣れる』とは、自ら経験して身につけるという意味です。

つまり、人から教わって、頭で理解するよりも、実際に自分で経験して、身体に覚えさせるくらい反復させた方が、技術や習慣は身に付きやすいという教訓になります。

職人さんやスポーツの世界などでよく使われることわざですが、私たちの日常生活においても、何度も痛感することのある身近なことわざです。

誰もが、人に教えられてもなかなか上達しなかったことが、一人でこつこつ繰り返しやってみることで、知らないうちに上達していたという経験があると思います。

たとえば、自転車に乗る練習だと、教える人は、

ハンドルをしっかり握って、姿勢をよくして、あごを引いて前を見て、ゆっくり体重をかけながらペダルを踏みなさい。などと言いますね。

ですが、そんなアドバイスだけで上手く自転車に乗れるようにはなりませんよね。

自転車に乗れるようになるには、何度も転んで、少しずつコツを掴んで、ちょっとずつ走れる距離が長くなっていって、やっと上手く乗れるようになるものです。

まさに、それが、習うより慣れよ ということです。

類義語

 

亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)10級

意味 ・・・ 長く生きてきた人の知恵や経験はとても大切であるということ。

猟は鳥が教える(りょうはとりがおしえる)3級

意味 ・・・ 物事の習得は繰り返すことだということのたとえ。

 

豊富な経験や反復して練習することの大切さを表す表現として、この二つを挙げました。

対義語

残念ながら、思い当たりません・・・

適した表現を思いつけば、追記させて頂きます・・・

こんな場面で使おう 例文

 

例文 社会人になってから、字が汚いことを恥ずかしく思うようになった私は、ペン習字でも習おうかと考えたが、習うより慣れよと、毎日好きな詩をチラシの裏に丁寧に書いて字の練習をしていたら、いつの間にかきれいな字が書けるようになっていた。

例文 英語が話せるようになりたいなら、習うより慣れよで、教材に頼ってばかりではなく、恥ずかしがらずに積極的に外国人に話しかけるべきだ。

例文 もっとスケボーが上手くなりたいと、最近兄はいい歳をしてどこに行くにもスケボーで出かけていくが、習うより慣れよで、短期間でかなり上達したようだ。

例文 初めてピアノの発表会に出た時は、緊張して足の震えが止まらなかった私だが、習うより慣れよとはこのことで、何度も発表会に出ていると、今では緊張しなくなり、いい演奏ができるようになってきた。

例文 寿司職人として修業していた十代の頃には、習うより慣れよと、毎日延々と大根の皮むきをさせられたが、そのおかげで包丁捌きではそのへんの料理人には負ける気がしない。

 

英語での表現は・・・

Practice makes perfect.

直訳すれば、『練習が完璧を作る、もたらす』で、

練習することによって、完璧な領域に達する。という感じの訳になりますね。

Custom makes all things easy.

直訳すれば、『習慣(custom)が、全てのことを簡単にする』となり、

慣れてしまえば、どんなことも容易にできるようになる。という感じの訳になり、『習うより慣れよ』と同じような意味の表現として、使われています。

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まとめ

現在ちょうど、柔道の世界選手権が開催されていますが、大番狂わせが多くあり、試合本番で自分の実力を100%発揮することは本当に難しいことだと感じますね。

それは、試験でも同じことが言えます。

制限時間が気になって、答えられていたはずの問題が書けなかったり、ひとつの問題に時間を使いすぎて最後までできなかったり、緊張で頭が真っ白にまってしまったり・・・

それを克服するには、習うより慣れよ で、場数を踏むしか方法はありません。

試験会場の独特の雰囲気に慣れれば、周りの子がすごく賢そうに見えて不安になってしまったり、後ろの人が次々と問題を解いていく鉛筆の音が気になって集中できなくなったり、うっかり問題文を勘違いすることもなくなるでしょう。

そうすれば、がんばって勉強した成果を発揮できるはずです。

ことわざ検定だけでなく、様々なことにチャレンジして、緊張やプレッシャーに負けない、強い心を手に入れましょう!

では、また明日。

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